松戸市 池の補修〜50年経った池を新しく蘇らせ、金魚が泳ぐ水面を庭に再生しました

松戸市での造園リフォーム(池の補修)工事をご紹介します。

50年ほど前の新築当時の業者が作られた庭には大ぶりな石を組んだ池があり、金魚や鯉などを飼っておられました。
一般に池工事は、下地にコンクリートのプールを作った後に石組などで護岸を作る袋打ち工法か、防水シートを下地に敷設して漏水対策を施したものです。
こちらの池はかつての工法で、庭石を組んだ後にコンクリートを均してるため、どうしても石の継ぎ目やクラックなどから漏水してしまいます。
こちらのお宅も補修を繰り返しても漏水は止まらず、空の池となっている状況が20年間続いていたそうです。

拝見したところ池のコンクリートは劣化が著しく、簡易な上塗りの補修では再び漏水してしまうため、大がかりな改修工事になることなどを説明してご検討頂いたところ、もう一度池の水を張られたいとのご希望が強く、工事着工となりました。


ご要望 池を直して欲しい。
ご要望に対して
行ったこと
コンクリートでつくり直しました。
工夫した点
漏水対策を技術検討し、水を貯める部分はすべて解体撤去して掘削して砕石で締め固め、ワイヤーメッシュを配筋しコンクリートを打設しました。
コンクリート打設時は人工を増員し、打ち継ぎが無いよう上部まで一気に打設しました。
Before|After


施工前の状態と、施工後の再び水を張られた池です。
お伺いさせて頂いた時、池は手でもポロポロとコンクリートが剥がれてしまうほど劣化が著しく、モルタル等の簡易補修では難しい状態でした。
「再び金魚などの生き物を庭の池で飼いたい」との施主様の熱意に押され、石組から下の部分を一からやり直させていただきました。


既存コンクリートをはつり解体・撤去後、ガラを搬出して池のプール面を掘削しなおします。
新築当時の50年ほど前は、周りは野原で重機が敷地まで入ることができたそうですが、現在は住宅街となり重機等が庭に入れないため、廃材の搬出、建材の搬入のすべてを人力で行いました。


掘削後、砕石を入れ地盤を締め固めます。
その後、コンクリートのクラック低減・防止のためのワイヤーメッシュを全体に配筋します。


コンクリートを打設します。
宅内への生コンクート搬入の際は、小運搬する人員を増員し、側面から底面まで打ち継ぎが無いように一度に打設しました。


石の継ぎ目等の隙間からの漏水を防ぐ為、プール側面のなるべく高い位置までコンクリートを打設しています。


常に水と接する貯水部分は多少の漏水は避けられませんが、継ぎ目を作らない打設方法を採用して高い位置までコンクリートを擦り付けた事で、水が抜けてしまう心配はありません。


コンクリート打設後は10日ほどの養生期間を経たのち、一度水を注水して漏水の有無を確認します。


アク抜き用の藁を投入してしばらく置き、コンクリートのアクが抜けるまで待ちます。


10日間程経ったら水を抜いて池を洗浄し、再び注水して完成です。
その後は必要に応じて水を注ぎ入れ、オーバーフロー管から排出させて循環させます。

現在はお一人様暮らしとなられたご主人が工事完成後「ヨシッ!これから、昔みたいに金魚を飼って、面倒見てやるゾッ!」と、強い眼差しで私におっしゃいました。その際「池を再生してもらった事で、生きる活力ももらったよ」とのお言葉も頂きました。
これまで、お蔭様で様々なご用命を頂き、その都度工夫して工事をさせて頂いておりますが、施主様に喜んで頂けることが大変ありがたく、幸せなことと思います。



↓庭造りの様子を撮影した動画をアップしました!↓